障害者雇用「雇いたい」
「長く働いてほしい!」をお手伝いします。
仙台市障害者就労支援センターは、障害のある・なしに関わらず誰もが職業を通して社会参加できる「共生社会」の実現のため、
働きたい・働き続けたい障害のある方、雇いたい・雇い続けたい企業の方の双方の思いをおつなぎします。
採用前の準備から採用後の安定した就労までご支援しています。
対象:仙台市内に所在地がある企業の方(本社が市外でも雇用場所が仙台市内であればご相談いただけます)
~企業支援の流れ~
企業の皆様のご希望や状況をお伺いしながら、下記の各種サポートを行います。
ステップ1
【障害者雇用に関する知識習得のサポート】
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企業内の障害理解を深める勉強会
「障害者雇用の基礎知識」「障害の種類と配慮事項」等、ご要望に応じたテーマで勉強会を開催し、社員の方々の障害理解を深めるお手伝いをします。
<講座例>
・障害者雇用の制度、どのような障害があるかなど障害者雇用の基礎
・障害のある方の特性と関わり方、環境整備のポイントについて
・障害者雇用がうまくいっている企業様の事例紹介
・安定して働き続けてもらうための工夫
受付票:企業内の障害理解を深める勉強会(PDF形式:69KB)
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企業交流会
先行的に障害者雇用を行っている企業の取り組みを知ったり、お互いの悩みを共有し解決策を検討したりする場として、企業様同士の交流の機会をご提供します。
ステップ2
【採用するためのサポート】
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業務の選定、環境調整のサポート
採用活動を進めるにあたり、障害のある方にどのような業務を担当してもらうか、どのような環境調整をすると良いのかなど、当センターの職員が話を伺い、実際に現場を見せていただきながら業務選定や環境調整のお手伝いをします。
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当センターでは障害者雇用を行うにあたり、企業見学会、応募見極め実習の実施を推奨しております。
企業見学会
応募を検討している障害のある方々に対して、企業概要や業務内容をご説明いただき、働く現場を見学する機会をいただきます。求人票ではお伝えしきれない業務内容や職場環境、通勤経路等を実際に現場で確認いただくことにより、求人にマッチした人材の応募を促す場にもなります。
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応募見極め実習
見学会後、応募を検討している障害のある方が求人票に記載の業務を実際に行うことで、自身に合った仕事や環境かを判断する材料となります。実習終了後、応募を希望する方に対して採用面接を行っていただきます。
ステップ3
【採用後の安定した就労のためのサポート】
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業務の選定、環境調整のサポート
採用後、長く働き続けられるように、企業様・障害のある方々双方の支援をさせていただきます。
例えば、企業の皆様へは指示の仕方や環境調整について、障害のある方々へは作業習得や体調管理について等ご助言を行います。就労者が所属されていた支援機関がある場合連携してご支援させていただきます。
※上記のような支援を企業の皆様のニーズに合わせて行っています。
支援事例
知的障害のあるAさん
複数のことを同時に行うことが苦手ですが、同じ作業を集中して取り組むことができるAさん。
食器洗いと料理の盛付けを同時に行っていましたが、上手に作業ができていませんでした。
そこで、センターから時間を区切って食器洗いと料理の盛付けの作業にすることを提案したところ、他のスタッフよりも早く作業できるようになり、貴重な戦力となっています。
発達障害のあるBさん
就職が決まったBさんは「適当に」「きちんと」といった抽象的な表現の理解が難しいため、就労前に一緒に働く従業員の方にBさんの配慮してほしいことをセンターの職員が説明しました。
就職後、具体的な例示を含め明確に指示を出していただいたことで、Bさんは作業に迷うことなく仕事に取り組めています。